July 21, 2025

もし私が2025年に大学に入学したら

親愛なるマットへ


2025年、大学入学おめでとう。君は彩り豊かで充実した旅に出ようとしているが、すでに完全に変わった世界に足を踏み入れることになる。AIはレポートを書いたり、ビデオを作ったり、プログラムを書いたり、ほとんどすべてのことを君よりうまくこなすことができる。君は興奮し、そして困惑するだろう。「勉強することは、役に立つのだろうか?」「卒業後、世界は私のような人間を必要とするのだろうか?」と。

君にこう伝えたい。「急いで答えを見つける必要はない」と。そして別の視点から考えてみてほしい。君が最も気になることは何であるのか。個人的にもっと良くしたいことは何であるのか。心の中に大切にしたい小さなものを選んでみてほしい。例えば、学校の授業の流れが遅すぎるとか、友達が受けたい授業が見つからないとか、ある種の不公平を目にするとか。そして、そこからスタートしてほしい。たとえ4年後に専門家になっていなかったとしても、自分がどこに向かっているのか、よく理解できるはずだ。

焦って職業を選ぶのではなく、まず解決したい問題を見つけること。それが君をさらに遠くへと導いてくれるだろう。

第二に、勉強している学科にとらわれず、「今、自分に何ができるか」と自問してみてほしい。やってみてほしい!大学を君の実験場にしてほしい。テーマのある座談を主催して、さまざまな分野の同級生と共にアイデアを出し合う。AIを使ってガジェットを作る。通りの端にある朝食屋を手伝ってソーシャルマーケティングを試すショートビデオを作る。クラブを手伝って効率向上のための入会システムを設計する、など。卒業まで待つ必要はない。今の時代、ツールや学習リソースが手元にあれば、「創造性」への障壁は想像以上に低い。本当に大切なのは、好奇心を原動力に行動を起こし、その過程で改善を続けることである。

そして、視野の広い人間になる練習も忘れないでほしい。AIは全人類文明の知識を結集しているが、君が本当に考えている世界の姿はわからない。つまり、「君が全力で何を守りたいのか。絶対に譲れないものは何か」はわからないのだ。今ははっきり言えなくてもいい。自分の気持ちを書き出し、意見を話し、果敢に質問し、少しずつ、気持ちを言語化してほしい。

最後に、大胆に挑戦し、間違いを犯す勇気をもつことも必要だ。AIによって急速に変化するこの時代において、失敗は最良の栄養素である。結果は重要ではなく、本当に重要なのは経験を積むことだ。すごい人でなくても始められる。始めようと思うことができれば、すごい人になれるのだ。

時間をかけてもいい。ひとつひとつのステップに集中すれば、一歩一歩自分なりの答えが見えてくる。

–未来の君より

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